株式自動売買本場の海外記事を調べて、株式自動売買のメリットとデメリットを調査してみた

現在まで10年くらいちょろちょろと株式投資をやっています。アベノミクスで若干利益を出すことが出来ましたが、基本的には割安株を買って放置をいうシステム(?)で運用していました。

最近は少しトレードに時間を割いていますが株式投資に取れる時間が仕事しているとまちまちなんですよね。そうすると、時間が少ない時でも何とか実行できるシステムの構築というのが重要になってくるのではないかと考えており、最終的には「株で億を稼いだ2ch住人」さんですとか、「パチンコトレーダー」さんのような自動売買に行きつくのではないかと思います。

海外記事でも自動売買システムが取り上げられているのではないかと思い、そのメリットとデメリットについて調べてみることにしました。

 

<目次>

 

自動売買システム

自動売買システムとは、パソコンに売買ルールを覚えさせておいて自動的に取引を行う事が出来るシステムの事です。

自分でルールやシステムを構築する方法と、システム使用料やルールの使用料を支払ってトレードする方法があります。

一般的にシステム使用料やルールの使用料は高額なので①安い使用料のシステム/ルールを探す、②自分でルールやシステムを構築する。

という、2つの方法を模索しています。1つがダメでも、いくつか方法があった方が有利と思われるので、複数のシステム、ルールでリスク分散していくのが私の理想です。

 

株式自動売買のメリット

感情の影響を最小限に抑えられる

株式の自動売買は一連の株式売買において感情による影響を最低限に抑えることができます。株価のチェックをするときに平静にしていたとしても、多くの投資家は当初思っていた株価の動きに執着して損失を計上します。

一方で、システムトレードでは要件が満たされれば自動的に売買が行われる為、投資家はトレードに対して迷ったりためらったりすることがありません。

また一般的に投資家は売り買いを多くしてしまいがちですが、システムトレードにはその心配がありません。

 

バックテストできる

バックテストとは、過去の株価をつかって売買ルールの有効性をチェックする事です。

コンピューターは新しい売買ルールについて、その通りそのまま実行します。

そのため、新しく売買ルールを作る際にはそのルールが有効かどうか、実際にお金を使って投資を行う前に、過去の株価を用いてチェックする必要があります。

注意深くバックテストをやれば、投資のアイデアをより良い形で売買ルールに反映する事が出来ます。

 

規律を保持する事ができる

上下の値動きが激しいマーケットにおいては、感情の揺れ動きで損を生むことになりがちです。「もう少し利益をとれるだろう」とか「今は損しているが、これからは上昇するだろう」といった売買に関するルールを自ら破ることになりがちです。

システムトレードであればルールを自ら破るという愚を犯さなくてすみます。

 

一貫性を維持できる

こちらも複数のルールを個人で切り替えて使用している場合に、ルールを売買に適用したりしなかったりした場合に、あとで振返ることが困難になります。株式売買においてルールを振返るという意味で、一貫性を維持すると言う事は大切なことなのです。

 

注文のスピードが早い

自動売買のシステムをつかえば、市場環境に応じて即座に売買を行う事ができるため、売買注文のスピードが個人で行うのに比べて圧倒的に早いという事が挙げられます。

ほんの少しのスピードの差で売り買いが成立するかどうかが決まってしまうため、あらかじめ売買の価格ターゲットを決めておくことは非常に重要です。

 

取引の多様性

システムトレードでは、複数の取引ルールを設定する事ができます。色々な取引ルールを設定して運用しておけば、リスクを分散することができます。そのため、自信のあるひとつのルールに頼らず、多様な取引が出来る環境にした方が有利です。

 

株式自動売買のデメリット

機械の不具合

自動売買の一番大きなリスクです。

一番大きいのはなんらかの事情でシステムそのものが動かないというリスクです。安定した環境にシステムを置くという事や、複数環境を用意しておくといった事が考えられますが、システムが動かないというリスクをゼロにはできません。

また売買ルールを自動売買のプログラムに落とし込むときに、ミスしてしまい意に沿った売買が行われない事もこのリスクの中に入ります。

いずれにせよ、新しく自動売買を試すときには少額の金額から始めた方が良いです。

 

過去の株価に最適化しすぎる

バックテストしたときに、過去の株価にルールを最適化しすぎてしまうと、実際の市場で通用しない事があります。ルールには遊びを持たせた方がいいと言われています。

ルールを設定する際には気をつけた方がいいでしょう。

(最適化しすぎているかどうか、という判別は難しいですが。)