(Spread Sheet)グーグルスプレッドで必ず知っておくべきよく使うオススメ関数5選

グーグルスプレッドシートもこなれてきて、仕事やちょっとした作業に使う事も増えてきました。グーグルスプレッドは四則演算だけではなく、エクセルと同じように関数があります。

そこでグーグルスプレッドを使う上でよく使う関数を5個紹介します。またエクセルで使えるかどうかも併記しておきます。一部関数はスプレッドシートでしか使えないので注意してください。

グーグルスプレッドシートとエクセルの違いについてはこちらを参照してください。

エクセルとグーグルスプレッドシートの違いをまとめておく - サラリーマンの投資と仕事研究所

 

<目次>

 

VLOOKUP関数

エクセル、グーグルスプレッドシート共通

エクセルでも有名なvlookup関数です。

①横並びしている二つ以上の列のデータがあります。

②そのデータの最も左側のデータの項目と左から何列目か

③完全に一致している数値のみ引用するか

を指定する事でデータ郡から特定の項目を引用できるという関数です。

VLOOKUP(検索キー, 範囲, 番号, [完全一致 or 近似値])

 

f:id:kazooloop:20170117163657j:plain

上の図で説明すると、

=vlookup("A",A2:D11,4,false)

という関数は、

①上の図の状況

②一番左の"A"という値と、左から4番目の数字という事を指定

③ 完全に一致している時のみ数値を引用(False)

を表わすので①~③を全て満たすD2欄に入っている数値である21という数値を持ってきています。

 

FILTER関数

グーグルスプレッドシートのみ

FILTER(範囲, 条件1, [条件2, ...])

①範囲を指定する

②その範囲の中で条件に当てはまるものを書き出す

f:id:kazooloop:20170117170135j:plain

=filter(A2:A12,A2:A12>20)

①A2:A12を範囲として指定。

②そのうち20より大きいものを上から書き出す。

2つ以上の条件がある場合はFILTER(範囲,条件1,条件2)

3つ以上の条件がある場合はFILTER(範囲,条件1,条件2,条件3)

と付けくわえていきます。

参考までにエクセルにはこのような機能はなく、フィルターして条件を入れるしかありません。

複数の値を同時に処理できるのもグーグルスプレッドシートの特徴です。

 

CONCATENATE関数

エクセル、グーグルスプレッドシート共通

CONCATENATE(文字列1, [文字列2, ...])

 

複数のセルに入った文字列を一つのセルに統合する関数

 

f:id:kazooloop:20170117171328j:plain

=concatenate(A2,A3,A4)

"今日は"と"良い"と"天気だ"を結合しています。

途中に空白を挟むには半角であれば" "を、全角であれば" "を入れます。

半角ケースで具体的に書くと、以下になります。

=concatenate(A2," ",A3," ",A4)

 

FIND関数

エクセル、グーグルスプレッドシート共通

FIND(検索文字列, 検索対象のテキスト, 開始位置)

セルの中の文字列から、指定した文字列の場所を返す関数です。

f:id:kazooloop:20170118104021j:plain

=find(" ",A2,1)

上記で言えば、" "(スペース)の場所をシャーロック ホームズから探すと言うことになり、7番目の文字が空白、と言う事になりますね。 

 

RIGHT:LEFT関数

エクセル、グーグルスプレッドシート共通

RIGHT(文字列, 文字数)

 

LEFT(文字列, 文字数)

 文字列を指定し、文字数分の文字列をRIGHTなら右から、LEFTなら左から取得するという関数です。

 

f:id:kazooloop:20170118163648j:plain

左の方が=left(A2,6)

A2の文字列の左から6文字を取得しなさい

右の方が=right(A2,5)

A2の文字列の右から5文字を取得しなさい

となります。

 

まとめ

ピックアップした5つの関数は、FILTERを除いてEXCELでも使用可能な関数です。

グーグルスプレッドは関数と使い方を公開しています。詳細はこちらを見てもいいと思います。

 

Google スプレッドシートの関数リスト - ドキュメント エディタ ヘルプ