(Spread Sheet)グーグルスプレッドで必ず知っておくべきよく使うオススメ関数5選
グーグルスプレッドシートもこなれてきて、仕事やちょっとした作業に使う事も増えてきました。グーグルスプレッドは四則演算だけではなく、エクセルと同じように関数があります。
そこでグーグルスプレッドを使う上でよく使う関数を5個紹介します。またエクセルで使えるかどうかも併記しておきます。一部関数はスプレッドシートでしか使えないので注意してください。
グーグルスプレッドシートとエクセルの違いについてはこちらを参照してください。
エクセルとグーグルスプレッドシートの違いをまとめておく - サラリーマンの投資と仕事研究所
<目次>
VLOOKUP関数
エクセル、グーグルスプレッドシート共通
エクセルでも有名なvlookup関数です。
①横並びしている二つ以上の列のデータがあります。
②そのデータの最も左側のデータの項目と左から何列目か
③完全に一致している数値のみ引用するか
を指定する事でデータ郡から特定の項目を引用できるという関数です。
VLOOKUP(検索キー, 範囲, 番号, [完全一致 or 近似値])
上の図で説明すると、
=vlookup("A",A2:D11,4,false)
という関数は、
①上の図の状況
②一番左の"A"という値と、左から4番目の数字という事を指定
③ 完全に一致している時のみ数値を引用(False)
を表わすので①~③を全て満たすD2欄に入っている数値である21という数値を持ってきています。
FILTER関数
グーグルスプレッドシートのみ
FILTER(範囲, 条件1, [条件2, ...])
①範囲を指定する
②その範囲の中で条件に当てはまるものを書き出す
=filter(A2:A12,A2:A12>20)
①A2:A12を範囲として指定。
②そのうち20より大きいものを上から書き出す。
2つ以上の条件がある場合はFILTER(範囲,条件1,条件2)
3つ以上の条件がある場合はFILTER(範囲,条件1,条件2,条件3)
と付けくわえていきます。
参考までにエクセルにはこのような機能はなく、フィルターして条件を入れるしかありません。
複数の値を同時に処理できるのもグーグルスプレッドシートの特徴です。
CONCATENATE関数
エクセル、グーグルスプレッドシート共通
CONCATENATE(文字列1, [文字列2, ...])
複数のセルに入った文字列を一つのセルに統合する関数
=concatenate(A2,A3,A4)
"今日は"と"良い"と"天気だ"を結合しています。
途中に空白を挟むには半角であれば" "を、全角であれば" "を入れます。
半角ケースで具体的に書くと、以下になります。
=concatenate(A2," ",A3," ",A4)
FIND関数
エクセル、グーグルスプレッドシート共通
FIND(検索文字列, 検索対象のテキスト, 開始位置)
セルの中の文字列から、指定した文字列の場所を返す関数です。
=find(" ",A2,1)
上記で言えば、" "(スペース)の場所をシャーロック ホームズから探すと言うことになり、7番目の文字が空白、と言う事になりますね。
RIGHT:LEFT関数
エクセル、グーグルスプレッドシート共通
RIGHT(文字列, 文字数)
LEFT(文字列, 文字数)
文字列を指定し、文字数分の文字列をRIGHTなら右から、LEFTなら左から取得するという関数です。
左の方が=left(A2,6)
A2の文字列の左から6文字を取得しなさい
右の方が=right(A2,5)
A2の文字列の右から5文字を取得しなさい
となります。
まとめ
ピックアップした5つの関数は、FILTERを除いてEXCELでも使用可能な関数です。
グーグルスプレッドは関数と使い方を公開しています。詳細はこちらを見てもいいと思います。