一般のサラリーマンが株式投資をやる方がいいと思う。その具体的な理由とは?
一言で言うと働いて得る給料を上げるよりも投資収益の方が上げやすいので、働くのと並行して株式投資を行うと良いよ、という話です。
言い変えるとサラリーマンの待遇改善は難しいですが、株式投資であればリターンが見込めます。サラリーマンは働いてもらえる給料の他に、投資でも収益を得ることを目指すべきです。
目次
歴史的観点
株については以下にまとめました。
日本においては過去に株式の持ち合いが進められてきました。株式の持ち合いは経営者にメリットがあります。なぜならば、会社同士で議決権を持ち合う事になるからです。日本の大企業は株式をあまりもたない雇われ経営者が多いので、経営者の思い通りに経営するには議決権の多い人を味方につける必要があります。
その手段として株式の持ち合いが使われたのです。
上の図は大和総研が作成している株式持ち合いの推移グラフです。
1949年~1989年にかけて株式の持ち合いが増加しています。これにより株主のプレッシャーを軽減する事が出来ていました。仲の良い経営者であれば、配当へのプレッシャーも弱く、その分資金を会社にとっておいたり、社員の給料に回すことが出来ました。
しかしながら、直近では特に金融機関の株式の持ち合いが減り、代わりに外国法人等が上昇してきています。
サラリーマンが株式投資をやった方がいいと思う理由
SMBC日興証券のデータによれば、株式の配当総額はリーマンショックの時を除いて右肩上がりに伸びていっています。これは株式の持ち合いが減少し、海外株主が増えてきた事、日本国内に物を言う株主が増えてきた事等が原因です。そういった株主が配当にお金を回すように会社に要求し始めたからです。
一方で会社の給料はどうでしょうか。
日本連合組合総連合会の集計データになりますが、会社の給料は緩やかに減少していっています。
減っていく給料、増えていく配当
これまでの傾向を見ると会社の給料は減っていく傾向で、会社の配当は増加傾向にあります。これは株主を重視する経営にシフトしているということでしょう。であれば、普通のサラリーマンも株主になるのが良い道と言えるのではないでしょうか。
もちろん給料の例も配当の例も個別に例外はあります。もちろんサラリーマンとしても給料を増やすべく努力はするのですが、株式の配当にも目を向けてると良いと思います。
働いて得る給料を上げるよりも投資収益の方が上げやすいので、働くのと並行して株式投資を行うと良いよという話でした。