エクセルとグーグルスプレッドシートの違いをまとめておく

エクセル(Excel)はマイクロソフト社が販売している表計算ソフトの事です。一方でスプレッドシート(GoogleSpreadSheet)はグーグル社が無償で提供するウェブ上の表計算ソフトの事です。

仕事でエクセルを使う人が多いように思います。一方でエクセルは高価ということもあり、自宅ではグーグルのスプレッドシートを使っているという人もきっと多いはず。

今回はエクセルとグーグルスプレッドシートについて、利点と欠点を比較してみたいと思います。

 

<目次>

 

エクセルの利点

大きいデータの処理速度が速い

大きいデータを処理するときにはエクセルを使って処理を行うと良いです。10,000以上の縦方向/横方向のデータを扱う時には、エクセルを使った方が良いでしょう。特に複雑に関数を使用した場合は、グーグルスプレッドシートでは処理に時間を要します。

チャートやグラフの種類が豊富

エクセルではチャートやグラフの種類が豊富にあり、様々な用途に合わせて使用する事が出来ます。グーグルスプレッドシートにも同様の機能はありますが、シンプルなものです。

ショートカットキーが豊富

エクセルでは豊富なショートカットキーが用意されています。グーグルスプレッドシートにもショートカットキーは用意されていますが、全ての動作をキーボードから行えるようなエクセルのような仕様にはなっていません。

中国で使う事が出来る

エクセルは中国で使う事が出来ますが、グーグルへのアクセスができない中国でグーグルスプレッドシートを使用する事はできません。

 

グーグルスプレッドシートの利点

複数人で同時に編集できる

グーグルスプレッドシートでは複数人が同時にシートを編集する事が出来ます。その際、誰がどこのセルを加工しているかがわかる為、重複するリスクが小さいこともポイントとして挙げられます。最大で50人が編集に参加する事が出来ます。

クラウドに保存できる

グーグルドライブに保存され、スマホからも同一ファイルを取り扱うことが出来ます。自動でクラウドに保存されるため、保管に関して考えをめぐらす必要がありません。

バージョン管理が容易にできる

グーグルスプレッドシートでは、シート上で行った全ての変更の履歴を保存しているため、バージョン管理の必要性がありません。いつでも履歴から戻したい状態までさかのぼることができます。グーグルスプレッドシートでは、もうファイル名の後ろに日付を入れる必要はないのです。

Web情報を扱う関数がある

グーグルスプレッドシートでは、ウェブアプリだけあってウェブのデータを取り扱う関数があります。ウェブデータの取り込みはエクセルでも出来ますが、関数を使って比較的簡単にWeb情報を操作できるのはグーグルスプレッドシートならではの機能です。

 

まとめ

以上のようにそれぞれの利点をまとめました。私は大人数でデータのみを編集するときにはグーグルスプレッドシートを使用し、少人数で見せ方を重視してシートを作成する時にはエクセルで行っています。

機能だけで考えれば、データのみ編集するときはグーグルスプレッドシートを使って、エクセルファイルとしてダウンロードを行い、最後エクセルで資料として加工するといった使い方が理想だと思います。

またエクセルはVBA、グーグルスプレッドシートはGASとプログラムで動かすことのできる機能があります。これらは使えると非常に便利です。わからないことがあればメールアドレスだけで無料登録できるプログラミング質問サイトテラテイル で質問するのがオススメです。

エクセルもグーグルスプレッドもバージョンアップが進んでいるため、当初お目見えした時よりも格段に使いやすくなっている印象です。どんどん使って慣れていきたいですね。