(Excel)VBAを本当の初心者に説明する用にまとめておく①(プロパティ/メソッド)
VBAとは何かとぱっと聞かれたときにどのように答えるかということについて、まとめておくことにします。
<目次>
VBAとは
Visual Basic for Applicationsの略で、マイクロソフトオフィスシリーズに搭載されているプログラミング言語を指します。
おもにExcelで使われることが多いので、「エクセルを自動的に動かすプログラミング言語」と理解するのが早いと教わりました。
まさにその通りだと思います。
仕事でエクセルを使う人は千や万のデータ群を扱うことが多いと思います。それらのデータを一括で処理することができるのがVBAです。
VBAを使うことができるとデータ処理を容易に行うことができます。また通常Excelに標準機能としてプログラミングできる環境が付属しているのも利点です。すぐにVBAを試してみることができます。
何を操作するのか?
まず何を自動で操作したいかという対象をはっきりさせましょう。Excelを使う人は聞いたことがあると思いますが、以下の3つがExcelでおもに操作する対象になります。
ワークブック(ファイル)
ファイルのことです。パソコンの中から指定して開くことができるのがファイルです。
ワークシート(シート)
ファイルを開くといくつかのタブに分かれています。(基本設定はSheet1~3の3シート)このタブの1つをワークシートと呼びます。
セル
データの最小単位です。マウスカーソルを合わせてクリックしたり、キーボードの十字キーを動かすと画面の一部分が強調されていると思いますが、その一部分のことをセルといいます。
操作の対象
先ほどのワークブック、ワークシート、セルの3種類の操作対象はワークブック>ワークシート>セルとツリー上になっています。
ワークブック・ワークシート・セルは操作の対象となるとき「オブジェクト」という呼ばれ方をします。
オブジェクトの操作
通常言語も同じと思いますが、オブジェクトを操作するときに「何をどのように動かすか」ということを命令するでしょう。
何の部分をプロパティと呼び、オブジェクトの属性を指します。
どのように動かすの部分をメソッドと呼び、オブジェクトに対する処理を指します。
まとめ
Excelの操作対象はブック、シート、セルでありこれらは操作対象すなわち「オブジェクト」と呼ばれる。VBAで操作するときは、これらのオブジェクトのプロパティとメソッドを用いて行いたい動作を実現していく。
(例)セルのプロパティ・・・セルの色、文字の大きさ
セルのメソッド・・・セルの削除、挿入