クラウドワークス議論に終止符を!掲載案件を分析してみました!

クラウドワークスについての議論が盛り上がっていました。

あまり稼げないという噂の大きいクラウドワークスですが、実際の案件はどのようなものがあるのでしょうか。プロに頼むという項目の掲載を全て調べてみました。全件で1,265件(終了も含む)でした。

調べる途中でいくつかみてみましたが、案件内容がダミーのものも多く報酬額が概要では固定になっているのに、詳細部分に実は1記事あたりいくらと設定されていたり、概要はダミーですと言いきっていたりして、かなりのカオス感がありました。

中の人はあまりチェックはしていなさそうですね。

頼むにせよ、働いてみるにせよ、一目見ておくには面白いデータだと思います。

<目次>

 

募集されている仕事の種類

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幅広い仕事があるように見えますが、ほとんどがライディング関連ですね。デザインも若干ありますが、ライティングに関してがぶっちぎりのトップです。

ライティングはニーズが高いですが、色々な記事で見るように買いたたきも多いという事なので、注意が必要です。

 

募集されている報酬

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まずは固定報酬で募集されているものがほとんどであるという事です。内容が記事執筆という事から考えると、ライターの抱え込みをはかっているんでしょうかね。

デザインはコンペ形式が多かったです。必ずしも採用しないという但し書きが書いている案件もあり、闇を感じました。

 時給はほとんどなかったですね。時間把握できないですからね。時給で募っているのは対面の仕事が多かったと思います。クラウドで対面ってなんやねん。

先述の通り、固定報酬はライターに多いのですが、詳細を見てみると条件がたくさん加えられており、ちゃんと払われるのか不安になるような求人も多くあるように見受けられました。

固定報酬のレート感

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固定報酬のレート感として最も多いのが10,000円以下の案件です。やはり、マイクロビジネスが多いんでしょうね。なかには5,000,000円のプログラム案件とかありましたが、支払われたのか知りたいところです。現在盛り上がっている議論でいうと、10,000円以下で20万円を確保しようとすると少なくとも20案件ですね。平日1日1案件くらいですから、なかなか難しいように見受けられます。

文字当たり単価が出せれば高い案件がわかると思いますが、明示がないので厳しいですね。詳細から1個1個拾っていく必要があります。

安くても試しでとか、空いた時間でやるので単価は安くてもいいという人が減るようなライターの交渉力が強くなれば、文字当たり単価を明示した仕事が増えるのかもしれません。

仕事を受ける人側からすれば、発注者を横並びで比較する事ができない事自体がちょっと不満な点ですね。

もし仕事を受けるなら

クラウドワークスの仕事依頼概要データを見てきましたが、ダミーデータや定義がはっきりしないものもある為、実際は概要で絞り込んだうえで個別に依頼を見ていくしかないです。

仕事を受ける基準は人それぞれだと思いますが、単価が高いものか自分のやりたい事の技術が磨けるものにした方が良いと思います。またそのために発注者から受注者へ仕事の中身に関するフィードバックがあるところを選択すべきです。

しかし、フィードバックがあるかどうかは、サイトからはうかがい知ることができません。

残念ながら現時点ではクラウドワークスに限らずクラウドの仕事を仲介するサイトはまずは案件を増やす必要がある為、発注者側が著しく有利なシステムになっていることがほとんどです。そのため、”良い”発注者に巡り合えるかは運です。

少しやってみて、労働力がこのようなサイトで安く取引されていると思ったら、自分が発注者になるのも良いと思います。

クラウドワークスは月に20万円稼ぐのは難しいけれど、自分の時間を有効に使って5万円程度稼ぐのには悪くない手段だとも思います。

この記事を読んでくれた人に少しでも幸せが訪れますように。